TOEIC高得点でも英会話ができないのはなぜ?原因は勉強法にあり!?

結論、TOEIC高得点の方でも英語を話せない原因は、「勉強法」にあります。

なぜならTOEICと英会話では求められる英語力がまったく異なるためです。

TOEICで求められる力英会話で求められる力
・単語や文法の知識
・読解力
・リスニング力
など
・「会話を前提とした」英語の知識
・リスニング力
・スピーキング力
・即座に返答を考える力
など

単語や文法の知識が十分でも、それらが「会話を前提とした知識」でなければ英会話に活かせません。

会話に活かせない知識だけを増やした結果、「知っているのに話せない」状況になるのです。

知ってる=できる、ではないのね。

上記を理解し、3つのポイントを押さえて勉強しましょう。

効率よく勉強すれば、すぐ「TOEICできる」から「英語話せる」状態にステップアップできます。

この記事の結論

そもそもTOEIC600点レベルの知識がない方は、以下の記事を参考に基礎英語力を高めるのが先決です。

TOECIリスニング・リーディングの攻略法について、徹底解説しています。

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目次

TOEIC高得点でも英会話ができない3つの理由

TOEIC高得点でも英会話ができない方は、アウトプットが不足しています。

TOEICはインプット中心の試験のため、TOEICの勉強だけをしていると自然にアウトプットが不足するんです。

英語を話せるようになりたいなら、英語を「使う」スキルを磨かなければなりません。

僕もこれが理由で話せませんでした。

英語を「知っている」「読める」状態と、「使える」状態は別物です。

英語を話せるようになりたいなら、持っている知識を「使える」知識に変える必要があります。

TOEICと英会話で、必要な英語の性質が異なるから

そもそもTOEICと英会話では、必要な英語スキルがまったく異なります。

分類TOEIC英会話
必要なスキル問題を解く力相手の意見を理解し、自分の意見を伝える力
詳細・単語や文法などの知識
・読解力
・リスニング力
など
・「会話を前提とした」英語の知識
・リスニング力
・スピーキング力
・即座に返答を考える力
など

リスニング力は、共通しているのね。

TOEIC高得点に必要なスキルを身につけても、それらが必ずしも英会話に役立つとは限らないのです。

この「差」のせいでTOEIC高得点なのに喋れない現象が発生します。

TOEICと英会話の違いは、思ったより大きいね。

特に英会話では、「相手の英語を理解するスキル」と「自分の意見を伝えるスキル」が求められます。

理解するだけで高得点が取れるTOEICに比べると、より高度なスキルが求められるのは一目瞭然です。

英会話では「聴いて」「伝える」必要があります。

TOEIC英語を脱却して英会話を伸ばすなら、英会話に必要なスキルを磨く必要があります。

インプット中心の勉強で、アウトプットが不足しているから

TOEICを軸に勉強してきた方は、無意識に「英語学習=インプット」になりがちです。

前述のとおりTOEICでは、インプットで養われる「知識」がスコアアップの鍵であるためです。

TOEICだけでは話せないのは、必然なんです。

一方、英会話に必要な「聞く・話す」スキルはアウトプット・実践で養われます。

つまり大量のインプットがあっても、アウトプットが不足していたら英語は話せないんです。

これもTOEICと英会話の大きな違いだね。

TOEICと英会話で必要な英語力が異なるように、必要な勉強も異なります。

英語を話せるようになりたいなら、アウトプットを通じて知識を「使える」状態に変えましょう。

知っている状態と、話せる状態はまったくの別物だから

英語を知っている・理解できる状態と、話せる状態はまったく異なります。

TOEIC高得点で英語を話せない方のほとんどは、英語を「知っている」にとどまっているんです。

野球に例えてみるとよくわかります。

ボールの打ち方やスイングを完璧に理解したからといって、すぐにホームランは打てませんよね。

たとえ大谷翔平に野球を教わっても、すぐ大谷翔平になれるはずがないんです。

当たり前だよね。

英語学習もまったく同じなんです。

「ホームランの打ち方は知ってるけど、打てない」状態は、「TOEIC高得点だけど、英語話せない」状態と同じです。

英語を話せるようになりたいなら、知識をもとに繰り返し「話す」を練習しましょう。

「TOEICと英会話は関係ない」は嘘!TOEICは英会話の土台になる

確かにTOEICと英会話で求められる英語力は異なりますが、TOEICと英会話は密接に関係しています。

なぜならTOEICで培った英語力は、英会話習得の基礎になるためです。

「英会話にTOEICは役立たない」は大きな間違い。

やる気を削ぐ意見には耳を貸さなくてOKよ。

TOEIC600点前後の知識があれば、英会話で相手の英語を少しは理解できるでしょう。

それこそが、TOEICが英会話に役立つ根拠です。

TOEICを勉強しておけば、英会話で「相手の英語がまったくわからない」状況をなくせます。

実際、僕もTOEICの知識が英会話に役立ちました。

また単語の知識があれば、自然な英語でなくとも相手に少しは自分の意見を伝えられます。

つまりTOEICで基礎が身についていれば、かなり進んだ地点から英会話の学習を始められるのです。

基礎力アップにおいては、TOEICがかなり有効なんだ!

TOEICの勉強に関しては、ここでは割愛します。

詳しく知りたい方は以下で!

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TOEICの知識を英会話に活かすには?英会話力を伸ばす3つのポイントを解説

TOEICの知識を英会話に活かすには「知っている」を「できる」に変える必要があります。

特にTOEIC高得点の方は、知識をアウトプットする習慣が必須です。

目的である「英会話に活かす」を常に見据え、英語を話す前提で知識を整理しましょう。

アウトプットには、音読とオンライン英会話がおすすめです。

特に英会話では、スピーキング力とともにリスニング力も磨けます。

リアルな英語を聞くことで、リスニングも実践的なスキルに変化していくでしょう。

「英語を話す」前提で知識をアウトプットする

TOEICの知識を活かすには、アウトプットが最も重要です。

すでに持っている知識をアウトプットだけで、「使える英語」がどんどん増えていきます。

「知っている」を「使える」に変えましょう。

実際に使える「単語力」を高める場合、以下のステップがおすすめです。

使える英語力を身につける5ステップ

  1. 単語帳から習得したい単語をピックアップ
  2. 意味と発音をチェックし、リストアップ
  3. リストアップした各単語で5〜10個の文章を作成
  4. 英会話レッスンのなかで”3”で作った文章を使う
  5. 音声をチェックして復習

”4”の実践で使う、が特に大切!

繰り返せば、徐々に使える単語量が増えていくわ。

ポイントは「実践を想定した文を作り、実際に使ってみる」です。

使う前提で知識を吐き出し、実際にレッスンで使うことによって話すスキルが高まります。

復習も忘れず行ないましょう!

その日正しく使えなかった単語は、次のレッスンでもう一度使ってみるのが大切です。

熟語や文法も、同様のステップで「使える知識」にレベルアップさせられます。

十分な量のアウトプットを習慣にする

前述の「使える英語を身につけるためのステップ」を使えば、使える英語力がぐんぐん伸びるはずです。

ただし、継続して行わなければ意味がありません。

使える英語力を身につけたい方は、十分な量のアウトプットを「習慣」にしましょう。

新たにインプットはしなくていいのかしら?

TOEIC高得点の方は、英語を話すのに十分なインプットがすでにできています。

まずは頭のなかの知識をアウトプットし、自分の知識を「使える」に変換していきましょう。

特にTOEIC高得点の方は、アウトプットに全集中!

行動心理学の「インキュベートの法則」に則り、最初の21日間の継続を目標にしてみてください。

インキュベートの法則とは?

これは、新たに習慣にしたいことを21日間続ければ、最初は意識していた行動(顕在意識)が無意識の行動(潜在意識)になり、定着するというもの。

引用:かんぽ生命

まずは3日、次に3週間を目指してみるよ。

習慣化には、音読・オンライン英会話でのアウトプットがおすすめ

アウトプットを習慣化したい方には、以下の2つがおすすめです。

  • 音読
  • 英会話

それぞれどんな特徴があるの?

分類音読オンライン英会話
メリット・無料でスピーキングレッスンできる
・スピーキングに特化して練習できる
・リアルな英会話を実践できる
・リスニングも同時に鍛えられる
デメリット・発音のフィードバックをうけられない
・実践的な会話練習はできない
・月額約6,000円〜のレッスン費がかかる
・実際に「自分が話している時間」は少なくなりがち

表からもわかるとおり、音読と英会話それぞれのメリット・デメリットが互い違いになっています。

つまり、併用すればそれぞれのデメリットを解消できるのね。

30分ずつでもいいので、上記2つを継続して英会話を鍛えてみてください。

うまく両立できればスピーキングもリスニングも伸び、必ず英語を話せるようになります。

ここでもTOEICの知識が役に立つはず!

実際の英会話で「使えるリスニング力」を鍛える

英語で誰かと話せるようになるには、英語を聞き取る力も重要です。

TOEICよりもリアルな英語に触れることで、「使えるリスニング力」を身につけられます。

TOEICリスニングだけではダメなの?

TOEICリスニングの音声は、英語の日常会話とは程遠いです。

実際自分もTOEIC940点を獲得したあとヨーロッパを回りましたが、初めはまったく日常英会話についていけませんでした。

こんなに違う?ってくらい聞き取れません……。

TOEICリスニングの音声は、スピードが日常会話よりもゆっくりです。

一方日常英会話は、スピードも早ければ省略やスラングも飛び交います。

「使えるリスニング力」を身につけるには、最低でも以下への理解が必須です。

  • 単語や文法の知識(TOEICリスニングで習得可)
  • 音声ルール・音声変化への理解
  • 単語や文法の「実際の会話」での使われ方

実際の音声を聞いたりやオンライン英会話を受講したりして、「使えるリスニング力」を養いましょう。

音声ルールや音声変化を学びたい方は、だいじろーさんの「アメリカ英語発音入門 完全ガイド 【超有料級】」がおすすめです。

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この記事を書いた人

TOEIC940点の英語系Webライター。
2024年3月に慶應義塾大学を卒業し、新卒フリーランスとして活動中。
6ヶ月で月収40万円を達成。
オンライン英会話歴1年半。
得意分野は英語・金融・ファッション・フレグランス。
現在はWebライターとして活動するかたわら、TOEICや英会話に関する発信を行なっている。
福岡県立修猷館高校出身。

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