TOEICリスニングでスコアを伸ばせれば、おのずと全体スコアも上がります。
なぜならリスニングの配点は495点で、TOEICスコア全体の半分を占めるためです。
TOEICリスニングを攻略したい方は「先読み」と「リズム」を身につけましょう。
実力が同じでも、これだけで50点以上の差がつきます。
先読みや一定のリズムで解く技術は、どのパートでも非常に重要です。
先読みを行なうだけで、他の受験者より有利な状態でリスニングに臨めます。
まずはこの2つを徹底し、実力を十二分に発揮できる状態を作りましょう。
パートごとの解き方は、それらができてから!
この記事の結論
- リスニングのポイントは「先読み」と「一定のリズムを保つ」こと
- パート別の解き方を学ぶと、さらにスコアを高められる
- 解答のステップとわからないときのステップがわかれば焦らず本番に臨める
TOEIC初心者で何から始めていいか分からない方は、まず以下をチェックしてみてください。
初心者の方がまず何からやるべきかについて、具体的なステップを提示して解説しています。
TOEICリスニングの解き方!本番でやるべき「解答の4ステップ」とは?
TOEICリスニングを解く際は、解答の4ステップに沿って解くとスコアを伸ばせます。
毎回決まった方法で解答すれば、一定のリズムで解き進められるためです。
僕はこのステップ極めて、50点以上伸びました。
具体的なステップは以下のとおりです。
解答がわからなかったときの対処法も解説するよ!
解答のステップは飛ばして、先読みについてチェックしたい方はこちらから。
step1:例題の解説時に最初の問題を先読み
TOEICリスニングには、必ず例題の解説時間が設けられます。
例題のアナウンス中を使って1問目に目を通しておくと、先読みのリズムを作れます。
大問のはじめにあるDirections=例題!
具体的に見るべきポイントは以下のとおりです。
先読みすべきポイント
- 設問(必須)
- 選択肢
- 注意すべき単語・キーワード
詳しい先読みのやり方・コツはこちらでチェックできます。
余裕のある方は、2問目の設問まで目を通しておくとあとがラクです。
それぞれの例題解説は、約1〜2分あります。
例題の音声は完全に無視し、点数に直結する問題の先読みに全神経を集中させましょう。
Directionsは事前にチェックしておけば、完全無視でOK!
なぜならDirectionsは毎回同じだからです。
step2:音声を聞きながら、答えが流れた瞬間に解答
Directionsが終わり、問題音声が流れ始めたら、先読みをやめて問題に戻ります。
先読みで得た情報をもとに音声を聞き、答えがわかった段階で解答しましょう。
先読みに夢中になりすぎないように注意!
先読みのポイントを押さえられていれば、音声の途中で答えを見つけられます。
ただし、Part 3・4は答えがわかってもすぐに解答してはいけません。
なぜなら1つの文章に対して3つの設問があり、すぐに解答すると以降の音声を聞き逃すハメになります。
解きながら聞くと、ほぼ100%聞き逃します。
Part 3・4では、解答を「イメージ記憶する」方法を使って攻略しましょう。
Part 3・4の詳しい解き方は、こちら!
また、早とちりして誤答しないよう注意が必要です。
「多分これかな?」で回答するのではなく、答えを「確信した」段階での解答をおすすめします。
「答えかな?」と思う選択肢の数字に、シャーペンの先を置いておきましょう。
step3:解答後の音声は無視し、次の問題を先読み
問題音声の途中で解答を済ませたら、その後の音声は無視しましょう。
一度解答したら正誤は気にせず、次の問題の先読みに時間を使うことが肝心です。
一度解答したら、うじうじ悩まない!
リスニングでは「切り替え」が重要なんだね。
ここで行なう先読みは、step1と同様です。
先読み→聞く→解く→先読み→……のサイクルです。
ただし、step3以降はstep1よりも短い時間での先読みを強いられます。
なぜならstep3以降は、前問の残り時間で先読みする必要があるためです。
より効率よく設問を理解し、ポイントを探し出す力が求められます。
どうしたら、効率よく理解する力がつきますか?
先読み力を鍛えるのにすべきことは以下の2つです。
- 先読みすべきポイントを頭に入れ、何度も練習する
- 見るべきポイントの「法則」を理解する
何度も練習するうちに、見るべきポイントが少しずつわかってきます。
まずは先読みのポイントを理解し、繰り返し練習しましょう。
2点を押さえて勉強すれば、先読み力がつくんだね!
解答が分からなかった場合は?
解答が分からなかった場合、以下の3ステップを素早く行なえば被害を最小化できます。
- 消去法で選択肢を絞る
- 絞った選択肢から、聞き取れた音声をもとに解答する
- それでも分からない場合は直感で選ぶ
詳しくは、こちらをご覧ください。
ポイントは「素早く上記のステップを実行する」です。
悩んでいると先読みのリズムが崩れ、以降の問題で点数を落とすハメになります。
一問なんて、あとからいくらでも取り返せます。
「点数を上げたい」と思うほど一問に固執しがちです。
ただそれこそが、点数が上がらない一番の原因です。
いつも悩んでしまって次の問題に移れない方は、以下のどちらが重要か考えてみてください。
- 目の前の一問を正解し、リズムを崩して10問落とす
- 目の前の一問を捨て、リズムを保って他でミスを減らす
「全体スコアを上げる」目的を見失わない!
step4:必ず設問の内容を頭に入れて、次の問題音声に臨む
次の問題が流れ始めるまでに、最低「設問の内容」は頭に入れておきましょう。
設問をチェックしておけば、音声のどこに注目すればいいかの見当をつけておけます。
設問知らないと、音声全部覚えとくハメに……。
step3で解説したように、2問目以降は先読みに使える時間が極端に短くなります。
何度も練習し、少ない時間で内容を把握できる力をつけておきましょう。
先読みなしだと、実力以上の点数はだせません。
ただし、すべての問題で先読みができるとは限りません。
前問を解くのに時間がかかり、先読みの時間をとれない場合もあるでしょう。
答えが問題後半に隠されている場合もあるよね。
十分な先読みができなかったときは、次のポイントを思い出しましょう。
- その問題は「解けたらラッキー」と思って臨む
- 途中まで聞いて分からなければ、捨てる
- 次の問題の先読みを最優先する
途中まで聞いてわからなければ、その問題は潔く捨てましょう。
リスニングで何より重視すべきは、「リズムの維持」です。
リズムを保って次に行くのが最優先です!
「十分な先読みができなかった場合」にやるべきことを理解し、備えるのが大切です。
先読みできないときの「立て直し方」を練習しておけば、本番でも焦らず解き切れるでしょう。
「先読み」ができれば、一気にTOEICリスニングのスコアを高められる
先読みとは、他受験者よりも有利な状態でリスニングに臨むための技術です。
あらかじめ内容を頭に入れてから音声を聞くと、答えを手早く見つけられます。
先読みは、TOEICスコアを伸ばすのに必須の技術です。
先読みとは闇雲に先を読めばいいのではなく、やり方やコツ、注意点があります。
練習のなかでリスニング力を高めながら、先読みの技術も同時に磨きましょう。
大前提となる「リスニング力アップ」もお忘れなく!
純粋なリスニング力を鍛えたい方には、オンライン英会話もおすすめです。
特にTOEIC600点前後の方は、オンライン英会話を取り入れればリスニング力が飛躍的に高まります。
先読みのメリット
先読みには大きく分けて3つのメリットがあります。
一つずつ詳しくみていこう。
会話や質問の内容を予測できる
先読みで、会話や質問の内容を事前に予測できます。
なぜなら選択肢の文章は、会話に関係する単語や文で構成されているためです。
例えば以下の選択肢からは、何が予想できるかな?
No. 32 Why is the woman calling?
引用:TOEIC公式 サンプル問題
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty
設問と選択肢から、「女性が買った商品に不備があり、女性がお客様相談室に電話している」シーンであると予測できます。
ここからも、予測したうえで音声を聞く人とそうでない人に差が生まれるのは一目瞭然です。
聞くべきポイントを事前に絞っておける
先読みを行なうと、聞くべきポイントを絞ったうえで聞き取りに臨めます。
先ほどの設問をもう一度チェックしてみましょう。
No. 32 Why is the woman calling?
引用:TOEIC公式 サンプル問題
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty
選択肢をみると、大きな違いは「動詞」であるとわかります。
(A) To cancel〜
(B) To complain〜
(C) To redeem〜
(D) To renew〜
つまり音声中の女性の行動に注目すれば、No.32の答えを導き出せるのです。
このように、先読みを使えば特に注目すべきポイントを絞っておけます。
選択肢まで目を通せると、かなり有利だね!
そう!でも最初は設問に目を通せればOKです!
答えを予想できる
公式TOEIC L&R問題集や、模擬試験を何度も解くうちに、「解答のパターン」がわかってきます。
先読みの練習を繰り返した方は、「これ解答っぽいな……」と予測するスキルが身につくでしょう。
冗談抜きで「これ怪しい……」ってわかってきます(笑)
怪しい解答を特定できるレベルになれば、Part3・4で8割前後の得点が見込めます。
他に苦手なパートがある場合は、そのパートの勉強に時間を回してもよいでしょう。
逆に、予測ができない方は実践練習が不足している証拠です。
さらにPart 3・4の練習を繰り返し、解答を予測できるレベルを目指しましょう。
Part 3・4ができれば、Part 1・2も難なく解けるはず!
ただし、勘に頼りすぎると間違える場合があるので要注意です。
あくまで予測として持ったうえで、音声を聞くよう心がけましょう。
先読みのやり方・コツ
先読みには正しいやり方とコツがあります。
先読みを行なう際は、以下3つのポイントを意識しましょう。
- 設問→選択肢の順で目を通す
- 会話の場面や内容をあらかじめ想像しておく
- 図や表がある場合は、重要そうな部分だけ覚えておく
この3つだけ意識すればOKです。
先読みで必ず目を通しておきたいのは、「設問」です。
設問に目を通しておくと、キーワードや鍵となる単語を事前に予測できます。
音声のどこに注目すべきかを事前に明確にできるため、答えを見つけやすいでしょう。
前述の例題でせなくんが解説したとおりだね。
選択肢まで見れない方も、設問には目を通しておきましょう。
設問と選択肢をチェックしておくと、会話の場面や内容を想像できます。
会話の場面を想像し、聞くべきポイントを予測するのが、先読みの目的です。
やるとやらないでは大違いです。
事前にキーワードや内容を想定しておけば、より素早く答えを見つけられます。
より素早く解答できれば、次の先読みにより多くの時間をかけられますね。
そして、先読みに時間をかけられれば、よりスピーディに次の問題にも解答できます。
リスニングの肝は、この「先読みとスピーディな解答のループ」を作り出すことです。
先読みの注意点
先読みの練習を始めてすぐは「全部頭に入れて解かなきゃ!」と焦りがちです。
焦ると注意力が散漫になり、聞くべき音声への集中が難しくなります。
無理にすべて把握しようとせず、まずはできる範囲の先読みから始めましょう。
先読みできる量は自然に増えていきます。
またどれだけ先読みができても、肝心のリスニング力がなければ意味がありません。
テクニックを身につけるだけでなく、まずは核となるリスニング力の向上に目を向けましょう。
リスニング力アップには、毎日英語を聞くのが効果的です。
本気でスコアアップを目指す方は、以下の記事を参考に「毎日リスニング」を習慣化してみましょう。
はじめのうちは、設問だけに目を通す
まだ先読みに慣れていないうちは、「設問だけに目を通す」を心がけましょう。
最初からすべての情報をとろうとすると、情報過多で逆に混乱します。
設問を聞くだけでも、ポイントは把握できます。
先読みには「リーディング力」も必要です。
TOEICの点数が上がるにつれて、自然に先読みできる量も増えていきます。
リーディングの勉強がここに生きるんだね!
目安としてTOEIC700〜800点まできたら選択肢まで目を通すとよいでしょう。
選択肢まで先読みできれば、もう一段リスニングのレベルを高められます。
少しずつ先読み量を増やし、有利な状態で音声に臨むよう心がけましょう。
肝心のリスニング力がなければ意味がない
どんなに先読み力がついても、肝心のリスニング力がなければ意味ありません。
鬼に金棒とはいいますが、赤ちゃんに金棒を持たせても意味がないのと同じです。
実力があるからこそ、テクニックが活きる!
リスニングが300〜350点の方でも、Part 3・Part 4を完璧に聞き取るのは至難の業です。
まずはリスニング力をつけ、先読みをフル活用できる英語耳を身につけましょう。
どんな対策が効果的なの?
Part 3・Part 4対策に有効な勉強法は、以下の3つです。
- パート別対策問題集
- ディクテーション練習
- シャドーイング
TOEICのみの対策であれば、パート別問題集を何度も解き直すのが効果的です。
僕も、同じ問題集を10回以上解き直しました。
何度も繰り返すうちに自分に合った音の拾い方、聞き取りのコツを見つけられます。
一度コツをつかめば、他の音声でもきちんと音声を一度で理解できるでしょう。
TOEICリスニングの解き方、対策のコツをパート別に解説
TOEICリスニングで効率よくスコアを伸ばす方法は、パート別の対策です。
パートごとの解き方、ポイントを押さえるだけで、グッとスコアを高められます。
同じ実力でも、解き方だけで50点以上差がつきます。
まずは各パートの特徴を押さえましょう。
その後、解き方のコツ、おすすめの勉強法も併せて解説します。
TOEIC全パートの特徴と対策法を知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
Part 1:写真描写問題
Part 1の写真描写問題は、全部で6問です。
放送される4つの選択肢のなかから、最も的確に写真の内容を説明しているものを1つ選びます。
引用:TOEIC公式 サンプル問題
Part 1の解き方のコツ
Part 1の解き方のコツは以下の3つです。
- 先読みで文章・単語を予想しておく
- 主語と時制をしっかり聞き取る
- 紛らわしい発音の単語に注意する
Part 1は、写真をみて読まれる文章を想定しておくのがおすすめです。
連想される単語をいくつか思い浮かべておけば、答えに素早く反応できます。
ただし、聞こえた単語だけで答えを決めるのはNG!
文章全体を聞いて、答えか判断しましょう。
例えば例題の画像なら、以下の文章を想定できます。
- She is pulling a plug.
- She is kneeling down to the outlet.
- She is in front of the TV screen.
pull, plug, TV, kneel, outletが狙われそうだね。
正解の文章は、”A woman is plugging a power cord into an outlet.”でした。
(TOEIC公式 サンプル問題より)
またPart 1では時制や主語をずらした正答もあるため、細かい部分までしっかり聞き取りましょう。
”right”と”light”など、紛らわしい発音にも要注意です。
Part1 のおすすめ勉強法
Part 1のおすすめ勉強法は、目の前の状況を英語で説明する方法です。
日常のワンシーンを英語で説明してみる練習で、問題作成者の視点で勉強できます。
自分ならどうやって説明するかな、の視点です。
この勉強法で、以下の2つを押さえられます。
- 写真のどこに着目すべきか?
- どんな単語を使って説明するか?
この勉強は、スキマ時間でも簡単に取り組めます。
通学・通勤の時間や、家事の時間などを活用し、効率よくPart 1のスコアを伸ばしましょう。
Part 2 :応答問題
Part 2は質問に対する適切な応答を選ぶ問題です。
質問とそれに対する3つの応答が放送され、3つのなかから最も適切な応答を選択します。
Part 2は全部で25問です。
引用:TOEIC公式 サンプル問題
なおPart 1とは異なり、質問や選択肢は問題用紙に記載されません。
Part 2では放送の内容を頭に入れ、その場で正解・不正解を判断する能力が求められます。
Part 2の解き方のコツ
Part 2を解く際は、以下3つのポイントに注意しましょう。
- 文頭語を確実に聞き取る
- 頭の中で選択肢に⚪️×をつける
- 聞かれ方のパターンを知っておく
Part 2の出来を左右するのは「文頭後の聞き取り」です。
文頭後をしっかり聞き取れば、どんなふうに応答すべきか明確にできます。
「いつ?」や「どこ?」って、疑問文の核だもんね。
文頭語のパターンには、以下の5つがあります。
- What、When、Howなどの5W1H
- “Could you please~?”などから始まる依頼
- “How about~?”などから始まる提案や勧誘
- ”Can I〜”などから始まる申し出
- Yes/No 疑問文
“〜don’t you?”などの文の後ろに質問がつく場合もあります。
どのパターンなのかを聞き取れば、難易度は一気に下がります。
Part 2に臨む際は文頭語を正確に聞き取り、どのパターンかの判別に集中しましょう。
選択肢を選ぶ際は、シャーペンを活用しよう!
「正解かも」と思った選択肢にシャーペンの先を当てておけば、解答を忘れるリスクをなくせます。
Part 2のおすすめ勉強法
Part 2のスコアを上げたい場合は、ディクテーションに取り組みましょう。
ディクテーションとは、読みあげられた英語の文章や単語を書きとる勉強法です。
ディクテーションで、一語一句を正確に聞き取るスキルが身につけられます。
文頭語を確実に聞き取るにはうってつけの方法だね。
ディクテーションする際は、TOEIC Part3・Part 4の音声を使うと効果的です。
本番のリスニングに慣れながら、丁寧に聞き取る力を高められます。
設問を使えば、疑問詞の聞き取りも練習できます。
Part 3・Part 4:会話問題
Part 3&Part 4は会話問題で、問題数は全部で39問です。
1〜3人の会話・説明を聞き、問題用紙に記載の設問・選択肢を読んで解答します。
各会話につき3つの設問があり、必ず設問の順に答えが放送されます。
必ず順番どおり!
Part 3は会話形式、Part 4はスピーチ・アナウンス形式です。
Part 3のサンプル問題はこちら!
No. 35 Where do the speakers work?
(A) At a hotel
(B) At a department store
(C) At a restaurant
(D) At a call center
No. 36 What does the man ask about?
(A) How many people have applied for a promotion
(B) If a manager is in the lobby
(C) Whether a position is available
(D) When new shifts will be assigned
No. 37 What does the woman say the man should be prepared to do?
(A) Handle customer complaints
(B) Work within a budget
(C) Get to know local clients
(D) Work evening hours
Part 4のサンプル問題はこちら!
No. 74 What kind of business does the speaker work for?
(A) A restaurant
(B) A supermarket
(C) A furniture store
(D) A fitness center
No. 75 Why does the speaker assign extra work to the listeners?
(A) A deadline is approaching.
(B) A staff member is unwell.
(C) Many customers are expected.
(D) Equipment needs to be unpacked.
No. 76 What does the speaker ask listeners to tell customers about?
(A) New business hours
(B) Discount cards
(C) A special dish
(D) A holiday sale
Part 3・Part 4の解き方のコツ
Part 3&Part 4を解く際のポイントは、以下の3つです。
- 先読みで設問を頭に入れておく
- 一定のリズムで解き続ける
- 場面をイメージしながら音声を聞く
Part 3・Part 4は、先読みできるかで大きくスコアが変動します。
前述の「先読みのやり方・コツ」を徹底し、常に設問を頭に入れて音声に臨みましょう。
このパートはとにかく先読みとリズムが肝!
選択肢まで先読みし、場面を想定したうえで音声を聞くのが理想です。
「選択肢まで読み込む時間がない」
「全部覚えていられない」
このような方は、最低でも設問だけは頭に入れておきましょう。
設問の先読みは、絶対です。
先読みした知識をもとに音声を聞くと、解答のポイントに反応できます。
またPart 3・Part 4では必ず設問の順に答えが放送されるため、先読みをベースに解答を記憶しましょう。
答えの文章を覚えておくの?
きつくない?
答えの文章が聞こえたら、その場面をイメージで記憶しましょう。
文章で覚えるとどうしても忘れがちですが、映像やイメージで記憶すれば答えを記憶しやすいでしょう。
答えをイメージ記憶し、引き続き音声に集中します。
イメージ記憶を使うと、設問を見たときに答えをスッと思い出せます。
選択肢を読んで「そういえばこう言ってたな」と思い出せれば勝ちです。
焦って音声の途中で解答してはいけません。
解きながら聞くとどちらにも集中できず、結果どちらも間違える可能性があります。
Part 3・Part 4のおすすめ勉強法
Part 3・Part 4のおすすめ勉強法は、「とにかく問題集を解く」方法です。
他のパートとは違って特に慣れが必要になるため、模擬試験や公式問題集で繰り返し問題を解きましょう。
「慣れ」は大きなアドバンテージです。
問題集を解く際は、前述のポイントを意識して練習しましょう。
- 設問と選択肢を先読みする
- 先読みをもとに答えを特定する
- 答えをイメージ記憶し、音声に集中する
- イメージ記憶をもとに設問を解く
最初はまったくできず、くじけそうになるかもしれません。
ただし、これさえマスターすればリスニングのスコアは飛躍的にアップします。
「きついからこそ成果が出る」と肝に銘じ、練習を繰り返しましょう。
やりきれれば、スコアを一気に伸ばせます!
TOEICリスニングを成功させるコツ!全パートに共通する3つのポイントとは?
TOEICリスニングを成功させるコツは、以下の3つです。
この3つのポイントはリスニング全パート共通です。
TOEICリスニングでは「先読み」と「リズム」を徹底するだけで、大きくスコアを伸ばせます。
リズム維持には、「捨てる勇気」が不可欠です。
1.先読みしておき、音声を聞きながら解く
TOEICリスニングを成功させたい方は、先読みをもとに問題を解くリズムを徹底しましょう。
先読みを行なうと、事前にキーワードや鍵となる単語を予測して音声に臨めます。
先読みの出来は、スコアに直結します。
先読みでチェックすべきポイントは、以下のとおりです。
- 設問(必須)
- 選択肢
- 注意すべき単語・キーワード
どのパートでも、必ず設問には目を通しておきましょう。
Part 1では写真からの単語の連想が、Part 3・4では設問からの場面の連想がそれぞれ重要です。
練習のなかで繰り返し練習し、先読みのリズムをつかんでおきましょう。
本番でも発揮できるほど癖づけておきましょう。
2.先読みが間に合わなくても、焦らない
先読みが間に合わなくても、焦らず問題に臨みましょう。
「焦ってリズムを崩す」が、リスニングの点数を下げる最大の要因です。
焦って取り乱すと、リズムを戻すのは難しいよ。
先読みが間に合わなかった問題は、「解けたらラッキー」の心構えで臨みましょう。
たまたま解けてもプラスになったと思えば、ルンルンで次の問題に進めます。
加点方式で考えると、平静を保ちやすいですよ。
先読みできずに焦りそうなときは、以下の2つのどちらかを選択しましょう。
- とりあえず先読みなしで解いてみる
- 割り切って勘で解いて、次に進む
焦っている場合は、捨ててしまっても構いません。
焦ってリズムを乱すなら、「一問捨ててリズムを戻す」を優先しましょう。
一問捨てれば、先読みにたっぷり時間を使えます。
3.まったくわからない場合、捨てる勇気を持つ
まったくわからない場合、その問題は捨てる勇気を持ちましょう。
いつまでも悩んでいると次の問題の先読み時間を失い、リズムを崩します。
「悩みすぎる」が失敗の致命的な要因です。
まったくわからないとき、なんとかして正解を探したいのはよくわかります。
ただ、考えてみてください。
- 目の前の一問を正解し、リズムを崩して10問落とす
- 目の前の一問を捨て、リズムを保って他でミスを減らす
どちらが大切か、一目瞭然ですよね。
「リズムを崩す=以降でのミスが増える」
僕も悩んだら一問捨て、落ち着いて次に進みます。
「解けなかった」
「先読み間に合わなかった」
このようにいつまでも気にしていると後に響き、結局全体のスコアも下がります。
できなかったら素直に割り切り、次の問題に集中しましょう。
わからなかった場合の対処法は、これから解説します。
解答が分からなかった場合の3ステップ!鍵は「リズムを崩さない」こと
TOEICリスニングで解答がわからなかった場合、以下の3ステップで対処しましょう。
読み取れた情報から選択肢を絞り、それをもとに解答すれば正答の可能性を高められます。
まったくわからない場合は、勘でパッと済ませる!
ただし、時間をかけすぎないよう注意しましょう。
わからない問題に時間をかけるより、次の問題の正答確率を高める方が大切です。
step1:消去法で選択肢を絞る
リスニングで答えを導き出せなかった際は、聞き取れた情報をもとに選択肢を絞りましょう。
音声を思い返せば、怪しい部分やキーワードとなる単語があったと気付けるかもしれません。
選択肢や設問を見て、思い出すかもしれないよね。
聞き取れた情報、思い出した情報をもとに「絶対にない」選択肢を消去します。
少しでも正答の確率を高められるよう、素早く、正確に選択肢を消去しましょう。
まったくわからない場合は、適当にマークしよう!
先読みに時間をまわし、次の問題で確実に得点しましょう。
step2:絞った選択肢から、聞き取れた音声をもとに解答する
step1で選択肢を絞れたら、残った選択肢を比較します。
残った選択肢を見ながら場面をもう一度想像してみましょう。
たまにこれで正解できるんですよね。笑
step2のポイントは、「なるべく時間をかけない」です。
一度わからなかったものは、二度考えても基本わかりません。
無理に正解を導こうとせず、わからなければすぐに次の問題に移りましょう。
「閃いたらラッキー」くらいの感覚だね。
ここで無駄に時間を使うと、リズムを崩して点数が下がります。
リズムの維持を最優先し、無駄に粘りすぎないよう注意しましょう。
step3:それでも分からない場合は直感で選ぶ
step2で考えてもわからなければ、直感で解答しましょう。
素直に諦れば、先読みに時間をまわし、以降の問題の得点率を高められます。
うじうじ悩まないー!!
脳に関する研究によると、直感の正解率は約70%ともいわれています。
迷ったら潔く直感を信じ、悩まずサッと解答しましょう。
「見直しのせいで間違える」って、よくあるね。
ただし、聞こえた単語とまったく同じ単語が使われている選択肢には注意しましょう。
TOEICの選択肢では音声を理解していない受験者を騙すために、誤答に音声の単語を使いがちです。
正答では単語を言い換えている場合が多いです。
正答の特徴や誤答の特徴も、練習を重ねれば少しずつつかめてきます。
繰り返し間違える経験を積み、当てずっぽうで正解できる確率を上げておきましょう。
事前にできる対策はないのかな?
リスニングでまったく聞き取れない問題がある場合、リスニング力が伸びきっていない可能性があります。
リスニングを効率よく伸ばしたい方は、オンライン英会話を取り入れてみるのもおすすめです。
僕も英会話を使って、グンとリスニングを伸ばしました。
TOEICリスニングの解き方を知りたい方からよく寄せられる質問
TOEICリスニングの解き方を知りたい方からよく寄せられる質問について、解答します。
TOEIC Part 3は聞きながら解いていい?
TOEIC Part 3は、ルール上は聞きながら解いて問題ありません。
ただし、音声を聞きながらの解答は混乱するリスクがあるため避けましょう。
TOEIC Part 3に臨む際は、次のステップで解答します。
- 設問(と選択肢)を先読みしておく
- 先読みをもとに答えを特定する
- 答えをイメージ記憶し、残りの音声を聞く
- イメージ記憶をもとに設問を解く
「聞く」と「解く」を別々に行なって、混乱を防ぎましょう。
焦って同時に行なうと、聞き逃しや誤答を招きます。
「答えを覚えておけない!」という方は、文章ではなくイメージでの記憶を練習しましょう。
映像やイメージで記憶すれば設問や選択肢を読んだ際、より簡単に思い出せます。
TOEICリスニングの先読みは禁止?
TOEICリスニングは先読みを行なって問題ありません。
TOEIC公式の注意事項にも、他のページを見てはいけないと記載されていないためです。
TOEICリスニングのスコアを高めたい方は、必ず先読みを行ないましょう。
なぜなら先読みを行なえば、他の受験者より有利な状態で音声を聞けるためです。
先読みには以下のメリットがあります。
- 会話や質問の内容を予測できる
- 聞くべきポイントを事前に絞っておける
- なんとなく答えを予想できる
先読みの具体的なやり方は、以下のとおりです。
- 設問→選択肢の順で目を通す
- 会話の場面や内容をあらかじめ想像しておく
- 図や表がある場合は、重要そうな部分だけ覚えておく
これらを意識するだけで、確実にリスニングスコアを高められます。
問題集で先読みを何度も練習し、本番でも発揮できる「先読み力」を養いましょう。
TOEICリスニング370点ってどのくらいのレベル?
TOEICリスニング370点は、英語中級者を名乗れるレベルです。
日常会話レベルなら容易に聞き取れる一方、ビジネス英語レベルには一歩およばないレベルといえます。
全体スコアは750〜800点のイメージだね。
リスニングスコアを370点からさらに高めるには、Part 3・Part 4の攻略が必須です。
なぜならリスニング370点の方はPart 1・2で得点できるものの、Part 3・ 4でのミスが目立つためです。
Part 3・Part 4の得点を高めるためにやるべきことは、以下の3つです。
- 先読みと解答のリズムを徹底する
- 解答のイメージ記憶を定着させる
- ひたすら問題を解いて慣れる
解答のリズムを完璧にし、イメージ記憶をマスターした方は、Part 3・4のスコアをグッと高められます。
ひたすら練習を繰り返し、解き方を体に染み付かせましょう。
モチベーションを保てず、勉強を継続できない方は以下の記事を参考にしてみてください。
英語学習を絶対に継続できる計画の立て方について、具体的に解説しています。
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