結論、英語学習を習慣化したい方は以下の2つを意識しましょう。
- やるべきことを整理する
- 目標を達成しつづける
目標を達成する経験を積み重ねられれば、楽しく英語学習を習慣化できます。
本気で継続したいなら「5ステップ計画法」を利用しましょう。
5ステップ計画法を使えば、自然と継続できる仕組みを作れます。
この記事からわかること
実際、第二言語習得の研究でも「学習プロセス全体を自身で管理する」重要性が指摘されています。
やらされているのではなく、「自分で決めてやっている」感覚ですね。
実際に成果を出した方々が行なっていた3つの工夫もご紹介します。
TOEICと英会話それぞれの勉強法が気になる方は、以下をご覧ください。
絶対継続できる英語学習の計画法を5ステップで解説
「5ステップ計画法」を活用すると、英語学習を楽しく習慣化できます。
楽しく習慣化できれば、自然に勉強を継続できるでしょう。
具体的なステップ
- 現状レベルを把握し、現実的なゴールを設定する
- やるべきことをリストアップし、優先順位を決める
- 必要な勉強時間を見積もり、確保しておく
- 中間目標を細かく設定し、小さな成功を積み重ねる
- 中間目標ごとにやることを整理し、実行計画を立てる
「小さな成功体験を積み重ねる」が継続のポイントです。
step1:現状レベルを把握し、現実的なゴールを設定する
まずは現状レベルを的確に把握し、現実的なゴールを設定しましょう。
なぜなら現実的なゴールを設定できれば、モチベーションを維持して続けやすいためです。
また現状レベルが分かれば自分に合った勉強法を採用でき、効率よくレベルアップできます。
第二言語習得の研究でも、レベルに合った勉強の重要性を説いています。
現状レベルを見極める際は、最も正確に測れるツールを利用しましょう。
例えば資格試験なら公式問題集、英会話なら実際に英会話レッスンでチェックするのがおすすめです。
TOEICの現状レベルを把握したい方には、以下の記事がおすすめよ!
現状レベルを把握したら、ゴール設定まで一気に行いましょう。
ゴールを明確にできれば努力の方向性を明確にし、ブレずに継続できます。
地図に現在地と目的地を書き込むイメージです。
目標を設定する際は、期限も同時に定めましょう。
だらだら勉強していては、いつまでもゴールまで到達できません。
数値や行動など、具体的であるほど望ましいです。
私は「1ヶ月間でTOEICスコアを600→700にアップ」を目標にするわ。
「現状把握」と「目標設定」によって、英語学習の計画の土台が完成します。
step2:やるべきことをリストアップし、優先順位を決める
目標が決まったら、やるべきことをリストアップしましょう。
タスクを整理すれば優先順位が明確になり、勉強を効率化できます。
以下はタスク整理の例です。
目標 | やるべきこと |
---|---|
英語でコミュニケーションをとりたい | ・英単語や文法のインプット ・スピーキング、リスニングスキル向上 ・実際に”話してみる”経験 |
TOEICスコアを上げたい | ・英単語や文法のインプット ・TOEICの問題、出題傾向の把握 ・実戦問題への取り組み(応用力) |
洋画や洋楽を楽しめるようになりたい | ・英単語や文法のインプット ・リスニングスキルの向上 ・スラングや独特の言い回しの知識・異文化への理解 |
やるべきことをリストアップできたら、優先順位をつけましょう。
表からもわかる通り、英語学習における基本は「英単語」と「文法」です。
単語がわからないと、英語自体にストレスを感じます。
英語を楽しむための下地づくりってイメージね。
インプットを常に念頭におき、常に「基礎力アップ」を優先しましょう。
効率よく目標を達成するためには、優先順位づけが不可欠です。
step3:必要な勉強時間を見積もり、確保しておく
英語学習を計画する際は必要な勉強時間を見積もり、事前にスケジュールに組み込みます。
学習時間を優先してスケジュールに入れ込むと、継続しやすいでしょう。
遊びやご飯よりも先に、予定に組み込みましょう。
「余った時間で勉強しよう」では、絶対に継続できません。
本気で勉強を継続したいなら、何よりも先に勉強時間を確保しましょう。
厳しいようですが、甘えていては継続はできません。
ただし、無理な計画は禁物です。
「今回こそはしっかりやるぞ!」張り切りすぎて燃え尽きないよう注意しましょう。
無理のない範囲で取り組むことが重要ね。
まずは継続を第一に考えましょう。
スキマ時間をうまく活用すれば、まとまった時間を確保せずとも勉強時間を確保できます。
step4:中間目標を細かく設定し、小さな成功を積み重ねる
勉強時間を確保したら、中間目標を細かく設定しましょう。
適切な中間目標の設定し、それらを達成し続けられるかが継続の肝です。
「できた!」を積み重ねると、継続が楽しくなります。
「中間目標を決めて達成し続ける」サイクルを作り出しましょう。
小さな成功を積み重ねられると、いつも間にか大きな成果が生まれるはずです。
目標達成を繰り返しで、自信もつきますよ。
着実に進歩している、という感覚は気持ちがいいわよね。
では、実際に中間目標の立て方の例を紹介します。
中間目標を立てる際は、「全体の目標から逆算する」が重要です。
以下は、僕が3ヶ月(90日)でTOEIC940点を達成したときの例です。
僕が行なった具体的な勉強計画はこちら!
経過時間 | 中間目標 | 達成or未達成 |
---|---|---|
10日目 | ・英単語帳を1周する ・意味をざっくり頭に入れる | →達成 →達成 |
20日目 | ・英単語帳3周目完了 ・意味を7割程度把握・ 毎日パート別問題集を解く | →達成 →未達成 →達成 |
30日目 | ・練習の試験で850点突破 ・英単語帳5周目完了 ・意味を8割把握 | →達成(865点) →達成 →達成 |
60日目 | ・英単語の意味をほぼ完璧に把握する ・毎日リスニングを本番形式で解く ・公式問題集で900点突破 | →達成 →未達成(数日サボった) →未達成(890点) |
75日目 | ・今まで解いた問題を総復習 ・英単語を毎日テスト ・3日に1回のペースで実践模試を解く | →達成 →ほぼ達成 →達成 |
90日目 | 試験本番 | →「940点」を達成 |
「900点突破」を見据え、無理なく中間目標を達成し続けました。
「成功体験の積み重ね」が、英語学習を継続するための最も重要なポイントです。
小さな成功を積み重ね、定期的に達成感を味わえれば、必ず継続できます。
ここが英語学習計画のミソね!!
step5:中間目標ごとにやることを整理し、実行計画を立てる
前述のとおり、英語の学習計画を立てる上で最も大切なのは「成功体験を積み重ねる」です。
逆に失敗を重ねると、継続が困難になるため注意しましょう。
例えばダイエット。成果が見えづらく、成功体験を積むのが難しいから続けづらいんです。
成功のサイクルを作るためには、中間目標ごとの「タスク整理」が必要です。
目標達成にむけて具体的なタスクを整理できれば、小さな成功を繰り返し経験できます。
自分で決めた目標を自分で達成する感覚が、継続の鍵!
具体的には、step3とstep4を毎日の勉強計画に落とし込みます。
例えば上記の表の20〜30日目を参考にすると、以下の計画が立てられます。
経過日数 | 確保できる時間 | 勉強計画 |
---|---|---|
21〜24日目(平日) | 12時間(4日間) | ・英単語帳を2時間(毎日) ・英単語の暗記度テスト(毎日) ・模擬試験(最終日) |
25〜27日目(休日) | 18時間(3日間) | ・英単語帳2時間(毎日) ・24日目の模擬試験の復習 ・模擬試験(毎日) ・模擬試験の復習 |
28〜30日目(平日) | 9時間(3日間) | ・英単語帳2時間(毎日) ・10日間の復習 ・模擬試験(最終日) |
この計画のポイント
- 英単語の暗記が勉強の軸
- 無理せずとも達成できる計画
- 模擬試験は必ず復習までがセット
模擬試験には月額2,200円で何度でも受験可能なE-Testを使っていました!
模擬試験やレベルチェックについてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
ゴールと中間目標、目標達成までにやるべきことが決まれば、あとは実行するだけです。
「できなかったこと」より「できたこと」に目を向け、まずは1週間の継続に取り組んでみましょう。
英語学習を計画通りすすめる秘訣:経験者が語る”3つの工夫”
5ステップ計画法だけでは不安な方のために、継続に効果的な3つの工夫をご紹介します。
3つの工夫を勉強に取り入れば、「失敗する可能性」を低く抑えられます。
自分がTOEIC940点を達成した時の経験をベースにしています。
なお、自身の経験に加え、以下の方々へのアンケートも実施しました。
自身の体験と照らし合わせて、特に重要な3項目を抽出しています。
- 2ヶ月でTOEIC930点を叩き出した就活生
- 1ヶ月でTOEICスコアを150点上げた会社員
- 2ヶ月でTOEICスコアを200点上げた大学生
- 5度のIELTS受験でスコア7.5に到達した留学生
- 2〜3ヶ月でIELTSスコア7.0を取得した大学院受験生
”先取りスケジューリング”で勉強時間を確保
自分を含め、全員が行なっていたのが「先取りスケジューリング」です。
先取りスケジューリングとは、何よりも先に勉強時間を予定に組み込む方法です。
step3で話した内容と似ていますね。
先取りスケジューリングを使えば、勉強に充てる時間を必ず確保できます。
先取りスケジューリングには以下のメリットがあります。
先取りスケジューリングのメリット
- 確実に勉強時間を確保できる
- 「遊びたい」という誘惑と戦わずに済む
- 早い段階で進捗の見通しが立つ
「〇〇日の▲時〜▲時は絶対勉強」と決めてしまうのね。
決めたら必ず紙に書き出す。
可視化すれば、より強く自分に刷り込めます。
予期せぬ事態を想定して”予備時間”を用意
「予備時間」を用意しておけば、勉強をより計画通りに進められるでしょう。
予期せぬ事態による計画のずれは、ほとんどの場合予備時間で修正できます。
ビジネスの世界では「バッファ時間」とも呼ばれます。
急な予定変更や体調不良、思ったより勉強がはかどらない……など、予期せぬ事態はつきものです。
前もって予備時間を用意しておけば、計画の先延ばしを防げるでしょう。
自分を含め6人中4人が実践していました。
予備時間を用意する際は、全体の10〜20%の時間を目安に確保しましょう。
例えば2ヶ月の英語学習を計画する場合、以下のように予備時間を確保します。
期間 | 勉強時間 | 予備時間 |
---|---|---|
2ヶ月 | 180〜200時間 | 20時間前後 |
1ヶ月 | 90〜100時間 | 10〜15時間 |
1週間 | 20〜25時間 | 2時間前後 |
※平日2時間・土日5〜6時間の勉強時間の場合
「毎週金曜は調整日」のようにルール化するのもいいわね。
予備時間をうまく活用し、計画通り勉強をすすめましょう。
勉強量を倍増させる”スキマ時間の積み重ね”
計画は立てたけど、勉強時間が少なすぎて成果が出なさそう……。
このように悩んでいる方も、”スキマ時間”を活用できれば勉強量を倍増させられます。
日常に潜む”スキマ時間”は思っているより多く、かなりの人がスキマ時間を活用できていません。
SNS見てる時間を使えば、毎日1〜2時間は増えます……。
スキマ時間を活用したい場合は、日々の時間の使い方チェックから始めるのがおすすめです。
昼休憩や通勤・通学、帰ってからご飯までの時間など、あらゆる時間をチェックしてみましょう。
とはいえ、すべての時間をチェックするのは面倒ね。
僕も細かいチェックが面倒でなかなか取り組めませんでした……。
そんな方におすすめなのが、「スクリーンタイムのチェック」です。
スクリーンタイムを活用すれば、どのアプリに何分使っているのか具体的にわかります。
「なんとなくSNSを見ている時間」
「ぼーっとスマホを眺めている時間」
これらをうまくカットし、勉強時間を倍増させましょう。
無駄な時間を特定できたら、「制限をかける」のがおすすめです。
制限をかけないと、SNSって無限に見れちゃうものね……。
以下の記事で紹介しているネイティブキャンプでは、「一回5分〜」手軽にレッスンを受けられます。
スキマ時間を活用して英会話力を高めたい方は、ぜひ7日間の無料体験に申し込んでみましょう。
以下の記事でも、詳しく解説しています!
英語学習の計画を立てるメリット3選
英語学習の計画・工夫は目標達成に欠かせません。
計画のおかげで勉強のロードマップができるため、「今日は何をすべきだろう?」と迷わずにすむでしょう。
「計画→実行→計画→……」を毎日繰り返していると、自然に英語学習が習慣化します。
「毎日の成功体験の積み重ね」が、勉強継続の秘訣です。
ロードマップがあると、勉強に迷いが生じない
計画を立てるメリットは、毎日の勉強前に発生する「迷う時間」をなくせることです。
逆に毎日その場で計画を立てると、やる気のある日とそうでない日で、成果量がブレます。
結果、モチベーション低下や負荷増加の原因につながるでしょう。
成果量にブレがあると、モチベーションにもムラがでます。
「今日は何しよう?」と迷っている時間は勉強時間ではありません。
「迷っている時間は何も生み出していない」と、まずは自覚しましょう。
毎日10分迷っているだけで、週に1時間以上失います。
ロードマップをあらかじめ用意しておけば、毎日の「何やろう……?」をなくせます。
無駄な時間を減らし、効率よく成果につなげるためにもロードマップを必ず作成しましょう。
英語学習が日常に溶け込み、習慣化する
事前にしっかり計画を立てて英語学習を始めると、英語学習が自然に習慣化できます。
継続できれば、考えなくても英語学習に取り組める状態になるためです。
「寝る前に歯を磨く」くらい自然に取り組めたら、勝ちですね。
一度習慣化できれば、継続にかかる労力を減らせます。
逆に「頑張って」英語学習に取り組んでいる状態で継続するには、かなりの労力が必要です。
まずは習慣化を徹底し、頑張らずに継続できる環境を整えましょう。
早めに習慣化できれば、以降がラクになるのね。
特に英語を話せるようになりたい方は、正しい勉強の習慣化が大切です。
成功体験を積み重ねることで、実感が湧きやすい
英語学習を継続する秘訣は「モチベーションの維持」です。
成功体験を積み重ね、常に達成感を味わい続けられると、モチベーションを高く保てます。
「できた!」の喜びが自信を生み、継続を支えます。
まずは「〜日続ける」という目標を立て、実践するのがおすすめです。
最初は無理せず1週間から始めましょう。
短い期間継続できたら、1週間、1ヶ月、3ヶ月……と期間を延ばしていきましょう。
目標達成を楽しみながら英語学習を継続できます。
経験上、目標がないと継続は不可能です……。
また、テストやオンライン英会話を利用して「できた」を可視化する方法も有効です。
定期的に自分の英語力を活用する機会を設ければ、「目標がないと頑張れない」方でもうまく継続できるでしょう。
目標の例
- 毎年同じ日時にTOEICや英検を受験する
- 毎日オンライン英会話で外国人講師と話す
- 今年の海外旅行で英語を活用する
数値で可視化したい方にはTOEICや英検の活用がおすすめ!
純粋に英語を楽しみたい方には海外旅行がおすすめです。
TOEICスコアアップを目標に勉強を継続したい方は、以下の記事も併せてチェックしましょう。
具体的な勉強法や学習のステップについて、初心者向けに解説しています。
英語学習を継続したいなら「計画」に注力する
英語学習を本気で継続したいなら、しっかり計画を立てたうえで取り組みましょう。
継続できる計画を立てるには、「5ステップ計画法」が有効でした。
5ステップ計画法
5ステップ計画法を使えば、スケジュールとやるべきことを明確にできます。
やるべきことが明確になれば、毎日の「勉強に取り組む際の労力」を最小化できるでしょう。
計画によって、負担なく継続できる環境が整うのよね。
実際に成果を出している英語学習者は、計画を立てるとき以下の工夫を行なっていました。
勉強に取り組むうえで生じる迷いをなくし、「できた!」を積み重ねられれば、自然に英語学習を習慣化できます。
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